5/18 校外授業「戯曲の棲む家:旧加藤家住宅」記録

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<この授業の目的>

「場所と表現」についての授業。一軒家の日本住宅を劇場兼稽古場として使用し、「戯曲の棲む家」というコンセプトから始まり、様々な演劇表現活動を行っている。システム化・効率化されていく公共劇場とも異なり、作り手側の都合を優先した自由な場作りを実現しており、芸術面だけでなく近隣住民との関わりなども含め、ゲッコーパレード代表・演出家の黒田瑞仁氏にレクチャー&ワークショップしていただく。

<授業内容>
・住宅見学
・黒田氏によるレクチャー:この建物の経緯・ここで演劇をするという行為について(「演劇は現実である」「戯曲の棲む家」というコンセプトなど)
・黒田氏による「ハムレット」上演(「夜な夜なこの家でハムレットを演じる男を演じる」という構造。家だからできること。)
・この住宅で演劇をするときに注意していること(近隣の住人とのコミュニケーションなど)
・この家で上演された演目の解説。ゲッコーパレードの作品。
・今日の授業についてのまとめの言葉。

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5月18日(金曜)1・2限 1年生 クリエイティブカウンセリング1
5月18日(金曜)3・4限 2年生 映像表現A

場所:旧加藤家住宅(ゲッコーパレード本拠点)
住所:埼玉県蕨市南町2-8-2旧加藤家住宅(最寄り駅;JR蕨駅)

ゲスト講師:
黒田瑞仁(くろだ みずひと)
演出家、翻訳家。早稲田大学大学院で建築史を修めた後、パフォーミングアーツの世界へ。 代表を務める舞台表現のための集団ゲッコーパレードでは、 演出家として演劇、ダンス、音楽、美術等のジャンルのアーティストとの共同製作を行う。 2015年より埼玉県蕨市にある木造家屋、旧加藤家住宅の管理人として、 同施設でのパフォーマンスや美術展を企画。また、舞台と建築を主な専門に翻訳、舞台通訳などを行う。

ゲッコーパレード
2015年に結成された、舞台表現のための集団。上池健太、河原舞、黒田瑞仁、崎田ゆかり、柴田彩芳を中心に活動。名前の由来は「目的ではなく人の集まりこそがパレードのように活動や表現を形成していく」という信条から。ゲッコーはヤモリの英名。本拠地は埼玉県蕨市「旧加藤家住宅」。2016年には同住宅での「戯曲の棲む家」シリーズ5作品、2017年にはバー、リゾートホテル、文化財建築などで各所の特徴を活かした7作品を発表。
http://geckoparade.com/

旧加藤家住宅
埼玉県蕨市にある、築40余年の木造家屋。人が住まなくなっていたところ、2015年よりあらゆる芸術活動のために開放される。美術展や演劇公演をはじめ、映画撮影、合宿、オフ会の定期開催など多数のイベントが実施される。利用者随時募集中。
http://oldkatohouse.tumblr.com

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