五十嵐耕平監督特集上映 シモキタ-エキマエ-シネマ K2

<五十嵐耕平監督特集上映>
2026年8月14日(金)〜 8月27日 (木)
シモキタ – エキマエ – シネマ K2
〒155-0031 東京都世田谷区北沢2-21-22 ( tefu ) lounge 2F
https://k2-cinema.com/event/title/466
長編最新作『SUPER HAPPY FOREVER』が世界を席巻中の俊英・五十嵐耕平監督
その評価を追い風に、好評だった特集上映がリバイバル
過去作から、長編 3プログラム+短編1プログラムを一挙上映
これまでロカルノやヴェネチアほか数多くの国際映画祭への出品経験がありながら、国内では限られた機会でしか紹介されてこなかった俊英・五十嵐耕平。今秋公開の長編最新作『SUPER HAPPY FOREVER』に合わせて初のレトロスペクティブを期間限定で開催したが、その後の新作の躍進を受け、この度レトロスペクティブをリバイバル。
『SUPER HAPPY FOREVER』はゲント国際映画祭のコンペティション部門にてグランプリを受賞するなど世界中で数多の賞を受賞。その評価を確かなものとし、世界からの注目を集めている。本作の物語の礎となった「水魚之交」を含む短編プログラムに加え、東京造形大学在学中に制作された本邦初公開となる幻の初長編作『夜来風雨の声』ほか、これまでに監督した全ての長編作品が一挙上映。ときに囁きあい、彷徨い続ける、世代も性別も異なる人々の「青春的故事(=青春の物語)」をこの機会にぜひお見逃しなく。
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<上映作品情報>
『泳ぎすぎた夜』/The Night I Swam
(2017年/フランス=日本/79 分)
出演:古川鳳羅、古川蛍姫、古川知里、古川孝、工藤雄志、はな
監督:五十嵐耕平、ダミアン・マニヴェル
©2017 MLD Films / NOBO LLC / SHELLAC SUD
これは、とても小さな、新しい冒険の始まり。
第74 回ヴェネチア国際映画祭 オリゾンティ部門 正式出品
雪で覆われた青森の小さな町。夜明け前、漁業市場で働いてい る父親はひとり静かに仕事に行く準備を始める。なぜかこの日に限って、その物音で目を覚ました6歳の息子。父親が出て行ったあと、彼はクレヨンで魚の絵を描く。そして翌日。少年は眠たい目を擦りながら出かけるが、学校には向かわず、雪に埋もれた道なき道をさまよい始める。父親に、この僕の書いた絵を届けに行こう、そう思ったのか、父親が働く市場を目指す。ロカルノで出会い意気投合した日仏の共同監督による瑞々しい野心作。
『息を殺して』/Hold Your Breath Like a Lover
(2014年/日本/85 分)
出演:谷口蘭、稲葉雄介、嶺豪一、足立智充、原田浩二、稲垣雄基、田中里奈、あらい汎、のぼ
監督・脚本:五十嵐耕平
©2014 東京藝術大学大学院映像研究科
息を殺して沈黙した時、いつか誰かが生きた物語がはじまる。
第67回ロカルノ国際映画祭 新鋭監督コンペティション部門 正式出品
東京オリンピックを約2年後に控えた2017年12月30日。憲法が改正され国防軍も創設されている時代状況の中、ゴミ処理工場に一匹の犬が迷い込む。事務のタニちゃんは犬を探すが見つからない。夜勤を終えたケンはこの日非番のゴウとTVゲームをして遊んで いる。足立さんは帰ろうとせず、ヤナさんは新年の飾り付けに勤しんでいる。足立さんとの不倫関係に思い悩むタニちゃんだったが、いつしか既に死んだはずの元工場長の父親が、この場所にいるのではないかと感じ始める。東京藝術大学大学院の修了作品。
『夜来風雨の声』/Voice of Rain That Comes at Night
(2008年/日本/74分)
出演:稲葉雄介、天野祐子
監督・編集・撮影:五十嵐耕平
©2008 五十嵐耕平
※英語字幕版での上映となります
「知ってましたか?」「知ってました。言わなかったけど」
シネマ・デジタル・ソウル 2008 韓国批評家賞
天野と稲葉、若い二人は一緒に暮らしている。稲葉が仕事を失っていたために二人の生活は厳しかった。それでも彼は仕事をせずに、夜になれば外を歩き回っている。友人に会ってちょっと奢ってもらったり、煙草売りに詩を教わったり。でも天野は何も言わない。稲葉のことをただ見守っているのだった。そんなあるとき、稲葉は友人に「病院で良い仕事がある」と聞かされる。東京造形大学の3年次に制作した初長編作品。
『短編集』 – 『水魚之交』/Two of Us
(2023年/日本=フランス/19分)
出演:佐野弘樹、宮田佳典
監督・編集:五十嵐耕平
脚本:五十嵐耕平、久保寺晃一
©2023 NOBO LLC
海の見えるホテルに旅行に来た幼馴染の佐野と宮田。宮田の携帯が鳴り続け、しびれを切らした佐野はその電話に出るのだが……。最新作『SUPER HAPPY FOREVER』のパイロットフィルムの位置付けで製作された短編。ストーリーは異なるながらも、佐野や宮田といったキャラクター、ホテルの舞台設定などが共通しており、本作は長編のイメージを発展させていくにあたり、重要な役割を果たしたといえる。第71回サン・セバスチャン国際映画祭のザバルテギ=タバカレラ部門に正式出品された。
『短編集』 – 『豆腐の家』/House of Tofu
(2013年/日本/38分)
出演:谷口蘭、石田法嗣、足立智充、嶺豪一、鈴木卓爾/監督:五十嵐 耕平/脚本:五十嵐耕平、磯脇潤士
©ふみふみこ/徳間書店 ©2013「恋につきもの」製作委員会
結婚と同時に新居に暮らし始めた陽一と絹子。二人は真っ白な壁と絹子の名前にちなんで豆腐の家と名付ける。陽一は就職も 決まり、これからあたたかな結婚生活が始まるはずだった。しかし食事はいつも豆腐しか出さないなど、自由奔放な絹子に振り回され、仕事のストレスも重なり、徐々に陽一は精神を病んでいく。そのうち絹子は「豆腐の家が腐って来ている」と言い始める。ふみふみこによる同名漫画を原作としたオムニバス映画『恋につきもの』の一編。
『短編集』 – 『メルヒェン』/Marchen
(2012年/日本/30分)
出演:一瀬小百合、佐藤憲太郎、のぼ
監督:五十嵐耕平
脚本:大木真琴
©2012 東京藝術大学大学院映像研究科
マキとナオは別れたばかり。気持ちは既に離れているものの、ずっと同棲していた二人の距離感はすぐには変わらない。風邪をひいたナオの家で、マキはついつい犬の世話や家事を引き受けてしまう。ナオの部屋で二人と一匹のおかしな掛け合いがあり、夜が更けていく。東京藝術大学大学院の1年次実習作品として製作された短編。
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DIRECTOR
五十嵐耕平
1983年、静岡県生まれ。18歳から映画を撮り始め、東京造形大学に入学。在学中に監督した初長編映画『夜来風雨の声』が、シネマ・デジタル・ソウル2008に出品され、韓国批評家賞を受賞。その後東京藝術大学大学院へと進学し、2014年、修了作品の『息を殺して』が第67回ロカルノ国際映画祭などに出品され、高い評価を得る。その後、ロカルノで出会い意気投合したダミアン・マニヴェル監督と共同監督した日仏合作映画『泳ぎすぎた夜』(2017)は、第74回ヴェネチア国際映画祭、第65回サン・セバスチャン国際映画祭など多くの映画祭に出品され、日本やフランスをはじめ各国で公開された。