「息を殺して」川越スカラ座にて、2週間限定公開決定!

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映画専攻卒業生の五十嵐耕平さんの映画、「息を殺して」が川越スカラ座にて公開されます。
11月8日土曜日〜11月21日金曜日までの2週間限定公開です。上映スケジュールはこちら。
休日にちょっと足をのばして、小江戸川越の美しい町並みを散策しながら、映画を観るというコースはいかがでしょうか。
この機会にお見逃しなく!

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Story
東京オリンピックを約二年後に控えた2017年12月30日。ゴミ処理工場に一匹の犬が迷い込む。事務のタニちゃんは犬を探すが見つからない。夜勤を終えたケン、ゴウ、足立さん、 ヤナさんは帰りもせずTVゲームなどで遊んでいる。しかし彼らは皆同じような問題を抱えていたのだった。妊娠、不倫、家族、戦争で死んだ友達。そんな中、 足立さんとの不倫関係に思い悩むタニちゃんだったが、いつしか既に死んだはずの元工場長の父親が、この場所にいるのではないかと感じ始める。

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Introduction
『工場の夜勤には行くけど、やる事なくてみんなでゲームしてるよ』と子供を抱きながら話す友人の言葉に監督の五十嵐耕平が着想を得て、東京藝術大学大学院映像研究科映画専攻第8期修了制作作品として制作された。

「素晴らしいアイデアで、ある社会の姿を表している。がらんとした空間に遊びとしての戦争を取り入れ、また現実とSF的な未来をミックスさせている。そのスタイルが非常に特別だ」として第67回ロカルノ国際映画祭 新鋭監督コンペティション部門に正式出品された。

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Comment
五十嵐耕平という日本人監督の名前は覚えておかねばならない。諏訪敦彦と黒沢清のもとで学んだ彼は『息を殺して』という作品において、独自のやり方でみずからの世代の不安を語ってみせる。成熟しようとする日本の若者たちはまるで亡霊のようなものだと。これは幽霊映画に見せかけながら、親密さについての紛れもない証明書である。
Nicholas Elliott – カイエ・デュ・シネマ

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